1. 授業の目標
 経済政策に関しては多くのニュースや様々な意見がマスコミやインターネットに溢れている。しかし, その多くは,それぞれの政策の背景にある経済理論(マクロ経済学,ミクロ経済学)や適切なデータを踏まえた 議論ではない。本授業では各種の経済政策について,根拠となる経済理論を理解した上で,政策本来の機能と 限界を学び,現在の諸問題への適応可能性を考察することを目的とする。

2 到達目標
 まず経済政策を考えるための基本的枠組みであるマクロ経済学、ミクロ経済学の基礎を習得する。その上で経済政策をマクロ経済政策、 ミクロ経済政策、再分配政策に分けて個別の経済政策について理論的根拠、政策の適用範囲や問題点について、実例も交えて議論できる ようになることを目指す。 到達目標として以下の段階を設定する。
第一段階:経済政策の背景にあるミクロ・マクロ経済理論の理解
第二段階:経済政策の理論的正当性と限界の理解
第三段階:具体的経済問題に対する政策評価の理解と実践

3 授業計画(予定:変更の可能性あり)
 (1).ガイダンス 
 (2).ミクロ経済理論の復習 
 (3).ミクロ経済政策1 (競争政策、規制)
 (4).ミクロ経済政策2 (外部性と公共財)
 (5).ミクロ経済政策3 (情報の経済学と経済政策)
 (6).再分配政策  (税の効率性と公平性、社会保障)
 (7).中間試験 
 (8).ミクロ経済政策に関する討議 
 (9).マクロ経済理論の復習1(短期)
 (10).マクロ経済理論の復習2(長期)
 (11).マクロ経済政策1  (財政政策) 
 (12).マクロ経済政策2  (金融政策)  
 (13).期末試験
 (14).マクロ経済政策に関する討議
 (15).総括          

4 評価方法
 2回の試験(40点)と宿題/授業への貢献(20点)の合計点から判断する。合計点を100点満点に換算し、10090:秀、8980:優、7970:良、6960:可、590:不可、とする。
 単位認定に関する評価基準は以下の通り。
@経済政策の背景にあるミクロ・マクロ経済理論を理解している・・・可
A@の経済理論の理解に基づいて経済政策の理論的正当性と限界を論理的に説明することができる・・・良
BAに加え具体的経済問題を対象に既存の政策を評価したり適切な経済政策を提案することができる・・・優
CBのレベルにおいて特に優れている・・・秀

5 教科書,参考書
  主な参考書は以下のとおり。
伊藤隆俊(2017)『公共政策入門:ミクロ経済学的アプローチ』日本評論社.
柳川・永合・藤岡編著 (2017)『セオリー&プラクティス経済政策』有斐閣コンパクト.
滝澤弘和他(2016)『経済政策論』慶応義塾大学出版会
グレゴリー・マンキュー著;足立英之他訳(2017, 2018)『マンキューマクロ経済学(第4版) 』東洋経済新報社
柳川,町野,吉野 (2015)『ミクロ経済学・入門(新版)』有斐閣アルマ
神取道宏(2014)『ミクロ経済学の力』日本評論社.
小峰隆夫・村田啓子 編(2016)『最新・日本経済入門(第5版)』日本評論社

講義資料(ファイルを開くにはパスワードが必要です。)


経済政策論(公共政策)/マクロ経済学U(会計情報)
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