インタビュー:
交換留学を経験して

一歩踏み出す勇気と最後までやり遂げる覚悟を。

しゅんぺいさん
経済学部4年(高井ゼミ)。デ・ラ・サル・ユニバーシティ・マニラに8ヵ月留学。総合商社内定
のぶあきさん
経済学部4年(高井ゼミ)。パリ政治学院に5ヵ月,国立台湾大学に5ヵ月,オレゴン大学に3ヵ月留学。IT企業内定

なぜ留学しようと思いましたか?

しゅんぺいさん(以下しゅん):英語に苦手意識があってそれを克服するためと,日本と違う文化で生活してみたいと思ったからです。

のぶあきさん(以下のぶ):大学生活を普通に過ごすのではなく,ユニークなことをしたかったから。また,このグローバル化時代に一度も海外経験がなかったので,今のうちに経験したいと思いました。

二人が所属する高井ゼミは,過半数の学生が留学していますね。留学先はアメリカ,中国,フランス,ハンガリー,スコットランドなどさまざまですが,どのように選びましたか?

のぶ:ヨーロッパ圏,中華圏,北米大陸の3つを経験しかったので,協定校の中からパリ,台湾,オレゴンを選びました。各大学で地域に特化した授業を専攻し,それぞれの違いを感じることができました。

しゅん:以前旅行して好きになった東南アジアで,かつ英語が公用語の国と考えフィリピンを選びました。授業は途上国の発展過程に興味があったので,開発学に関連するものを多く取りました。

留学してよかったことは?

しゅん:当然ながら英語力と対人スキルは向上しました。でも,それ以上によかったのはいろいろな人と会えたこと。学外でサッカーチームに入り,国籍も年齢も立場も違う人たちと付き合うなかで自分の将来を真剣に考えるようになりました。とくに同じチームにいた商社勤務の方と仲良くなり,その方の姿を見て商社で働きたいという目標が決まりました。

のぶ:ぼくも英語力以上によかったのは,どんな問題も乗り越えられるタフな力がついたこと。海外では理不尽が次々と起き,何をするにも自分で冷静にがんばらないと前へ進めない。人間として少し成長できたと思います。

留学を考えている皆さんへアドバイスをお願いします。

しゅん:留学は行くことがゴールではなく,「行った先で何をするか」が大事。ぼくの場合はサッカーでしたが,自分が興味のあることを通じて挑戦するといいと思います。自分で一歩踏み出すことを意識して留学生活を過ごしてください。

のぶ:留学は遊びではないので,お金の面も勉強も人間関係も楽な要素はあまりないと思います。ですから,行くなら覚悟をもって最後までやり遂げてほしいです。またそういう機会だからこそ,いろいろな価値観や視点が広がるすばらしい経験になると思います。