目的・理念
カリキュラム
全学教育科目
入学後の最初の1年間は,2年次以降,経済学や経営学を専門的に学ぶための基礎となる「全学教育科目」を中心に履修します。社会科学系の学問領域にとどまらず,自然科学や人文科学など,幅広い学問に触れて下さい。よりリアルに社会現象を捉える「物の見方・考え方」を身につけるための大切な1年間です。将来,グローバルに活躍するために必須となる外国語もこの時期にしっかりと修得しましょう。
専門科目
2年次からは,本格的に専門科目が始まります。専門科目の講義には,修得すべき学年が指定されています。たとえば,2年生でマクロ経済学I,ミクロ経済学Iを履修し,3,4年生で,より高度な内容のマクロ経済学IIやミクロ経済学IIを履修するというように,基礎的な内容から,より高度な内容へと,段階的に専門分野の知識や考え方が修得できるよう,カリキュラムが編成されています。
集中講義・特別講義
現代の経済学,経営学は専門化と多様化が進んでいるため,全ての領域の先端的研究を一つの大学でカバーすることは難しくなってきています。そこで,主に前期の終わりに一週間程度,カリキュラムで設定されていない領域の第一線の研究者数名を他大学・研究機関から招き,集中的に講義を行います。
また,教科書では学べない現実の経済,経営の最前線について学んでもらうため,政策立案のプロ(各種官公庁の政策担当者),金融や経営のプロ(企業経営者,金融専門家,会計士)などを招いた特別講義も例年何回か開講されます。
演習(ゼミ)
カリキュラムの最大の特徴は,ゼミが必修科目に指定されていることです。経済学部生は3,4年生の2年間,一つのゼミに所属します。ゼミは毎日の時間割の最後に配置されており,必要なら時間を延長して議論を闘わせることが可能です。3年生と4年生が一同に集まってゼミを行う点も,他大学にはあまり見られない特徴であり,「卒業論文」や「就職活動」等について先輩から実体験に基づくアドバイスを得られます。ゼミの定員は,1学年あたり4~7名程度と少人数なので,きわめて密度の濃い研究指導を教員から直接受けることができるのも大きな魅力です。
ゼミで得られる,先生,先輩,同期生,後輩との人間関係は,皆さんの人生の貴重な財産です。
2年間にわたるゼミでの研究活動の集大成として,また,大学生活4年間の証しとして,学生全員が卒業論文を作成します。
経済学部ではその重要性を強調し,努力を重ねて優れた卒業論文を執筆した学生を高く評価するために「卒業論文報奨制度」を設けています。
*当学部学生の外国語能力向上に関する取組等はこちらをご覧ください。